うさ日記

あるがまま。

密かな愉しみと恋愛のあれこれ

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『京都人の密かな愉しみ』、再放送やってくれるとは。
やっと最終回がみれる~(T_T)
本放送のとき、うちのオカンが大好きな和牛の川西くんをみるため、チャンネルを明け渡したの。(うちのテレビはリビングしかBSが入りません)

いやー、まさか、〔密かな愉しみ〕と〔不倫〕が掛けられていたとは。
粋だ。
たしかに、常盤貴子が演じた女性はそんな感じのひとだったー。
すれてるわけじゃないけど、諦観のひとというか、どこか俗世を捨ててしまった風にもみえる。
なのに女らしさが少しも尽きてないというか、むしろ色っぽくみえるんだよね。

別にそういうこと(不倫)を肯定するわけじゃないけど、辛い恋を飲み込むと、女レベルがグーンと上がる感覚がある。
平々凡々な幸せは穏やかでいいけど、そういうハネ方は絶対にしないんだ。
大人になってるぞ、大きくなってるぞ。
多少のことでは動じないぞ、って。

ドーンと不敵に構えてるイメージ。(下図参照)

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美容院のお兄ちゃんから仲良しの友達まで、みんながみんな「恋をしないともったいない!」と口々に言うけど。
中には、「アンタそんなんじゃ閉経するよ!」と大胆な警告をしてくれるかっこいいお姉さんもいたけど。

恋には密度と量があって、これを飲み込んだらしばらく栄養は摂取しなくても大丈夫!っていうような、高カロリーな恋だって存在する。

それは舌にとっては苦かったかもしれないが、こころにとっては、なきゃならない栄養だったんだと。
思えば、心晴れ晴れ。

おっと、失礼。
取り乱しました。m(_ _)m

わたしはね、常盤貴子さん演じる女のひとの辛さを思ってもジーンときたけど、お母さんがすごかったなぁ。
「堪忍…」って、娘がいちばん辛く悩んでるときに、助けてあげられなかったことを詫びるのさ。
この、お母さんの心中と、娘の心中(罵られるほうがよっぽど楽だ)を思うとね…

なんだかわたしの中の女性性が、背筋の伸びるような、凛として生きていたいなと思わせてくれるような、いい空気感をもった番組だ。

松尾アナと大原先生のお料理コーナーはほっこりするし、大原先生の女っぷりは、勉強になるし。
たおやかで、それでいてどこか芯の一本通ったような物腰。
大好き。

京都というと、美しい景観や文化よりも、最近では「ぶぶ漬け食べていきよし!」的なイジワル文化が殊更クローズアップされているけど。

部外者としては、そんな京おんな京おとこの強かさやしなやかさが眩しいんだな。

だから無性に行きたくなるんだなー京都。
たしかに京都から帰ってくると、背筋の伸びるような気がするものー。

やー、はやく続きがみたい。